JPM証券の機械セクターレポートを読む
マネックスのレポートページからJPM証券が定期的に発行するセクターレポートが読めます。
8月9日付のレポートによると7月の工作機械受注速報は20カ月連続の前年超えが続いています。
受注からは米中貿易摩擦を起因とした販売影響は見られず、内需・外需共に堅調と見ているようです。
具体的には、内需はこれまでの傾向に加え、ものづくり補助金効果もあり、堅調なトレンドが継続しており、外需はスマホ含むエレキ関連には減速感はあるものの、貿易摩擦による影響は限定的とみているようです。
FAに関しては、「18年下期をボトムに回復に転じるか」が強気転換への注目点だとしています。JPMではキーエンスとSMCをOverWeightで推奨しています。キーエンスに関してはチャート見る限りボトム圏でヨコヨコ、上海との連動性が高まっているので当分このトレンドが続く気がします。
手元にあるヒストリカルな景気ウォッチャー調査のデータを見ると、機械セクターに関連する事業者の先行き判断は8月に上向きに転じています。
ちなみに、このレポートでは工作機械統計のデータを出典として多用しています。ネットでググる限り、この辺りかと思います。
後者はPDFファイルにデータテーブルが貼り付けてあり、素晴らしいユーザーアンフレンドリーさです(汗。