Life is Like a Boat

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ブラジャーの価格ウォッチ - 物価指数統計より

アベノミクス以降、ほぼ一本調子で上がってきたブラジャーの価格指数が先月大幅な下落となりました。103.8から101.1と前月比ベースで見るとアベノミクス以降最大の下げです。
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日経平均との高い相関関係

東京都区部消費者物価指数の算出品目の一つであるブラジャー。この価格と日経平均の相関係数は2012年12月以降のデータを見た場合、0.91とかなり高いです。(ちなみにアベノミクス以前は-0.14です)
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もちろん相関関係は因果関係を意味しません。
景気が良くなったら女性がブラの購入数を増やすとか、財布の紐が緩んで高級シフトするので、ブラの製造メーカーの価格戦略が強気になる等考えられるかもしれませんが、本当にそう言えるのか、データがないのでわかりません。

下落の要因は?

品目の詳細を見ると、算出対象であるブラジャーの品目は

〔カップ〕レース又はシームレス,〔サイズ〕C70又はC75,中級品,「ワコール」,「ウイング」又は「トリンプ」

とあります。 日本人女性の平均的なバストサイズ、中級品、ブランド名から言ってボリュームゾーンの品物ではないでしょうか。

このボリュームゾーンの商品を、消費者が支出を控えはじめているので小売側が値下げしてでも売る、という戦略になり始めたとしたら、消費動向はデフレ的になりかけてるかもしれないです。

あるいは、ここ数ヶ月の下げは、他のアパレルメーカーとの商品競争によるものかもしれません。ユニクロはブラトップを販売してますし、最近ZOZOTOWNが例のボディースーツ技術でブラもサイズを測って売り出すといいます。 最新技術で“試着”が変わる!? ZOZOSUITが“靴”や“ブラジャー”にも対応 | NewsWalker

しかし、ユニクロがブラトップを売り出したのはもっと前ですし、今頃その効果が現れるというのは、説としては筋が悪そうです。

ちなみに、ワコールは3Dボディースキャナーで全身の採寸を行いオーダーメイドの下着を提案する計画だそうです。 ワコール、体のラインを5秒で採寸する「3Dボディスキャナー」導入へ。きめ細かなブラジャー提案に活用

数百ある物価指数の品目のうち、ブラが指数に与える影響は極めて小さいです。それに女性の可処分所得のうち、たまたまここ数ヶ月、別の財やサービスに支出が向かったからブラを買い控えたかもしれないです。

記録的な猛暑によって、物価指数の調査対象となる従来品から通気性のいいスポーツタイプに需要がシフトしたことによる価格下落かもしれません(最新のデータは7/27公表分です)。POSデータを見たらこの辺、検証できるかもしれないですね。