7月下旬から8月第二週にかけての決算発表集中期は前から考えていた四季報コメント + 営業利益率 + テクニカル指標を使った決算ギャンブル投資法
を実際に試してみました。
先週は計6社の決算発表日の場中に買いでエントリー、翌日に売り切った結果、6勝でした。
— ねりんぷろ (@nerimplo) 2018年8月5日
今週もいくつか監視中の企業があるので、この方法を続けてどれくらい累積利益が伸びるか検証してみたいと思います。
銘柄選定のポイント
営業利益率のトレンド - 業績に季節性がなければ前期、前々期との比較、季節性があるようなら前年同期比で上昇していること、を目安とする
値上げキーワード - 四季報のコメントに「値上げ」が含まれている銘柄を抽出。ただ、「値上げでも原材料高補えず」と言ったコメントもあるので、ネガティブなコメントがある銘柄は外す。
直近のテクニカル指標を見て業績の折り込み具合を感覚的に把握。主にMACDで判断しました。
売買ルール
信用買い
決算発表日の前日場中までポジションを組む。(場中発表、特に後場の1時や2時に発表される場合もあるので、なるべくオープンから前場にかけて買いました)
決算発表日の場中で売る。GUした後、買いが続いているようであれば、クローズにかけてポジションを解消する。
買い数量は総合的にみて調整。
です。
結果
結果としては、9勝3敗。買い建て玉に対してリターンは4.2%でした。
全体的にみて、決算の数字をうけてGUで始まる銘柄が多かった印象です。ただ、多くの銘柄において、買いが続かず後場にかけて上げ幅を縮小、後日さらに下げる傾向があったように思います。
四季報コメントで"値上げ"があり、営業利益率が以前より上がっている傾向があれば、決算の数字は良くなっているかもしれません。もちろん価格弾力性の変化、競合他社の戦略、人件費や原材料コスト高が値上げ効果を上回る可能性など、考慮する要因が他にもありますが、四半期ごとの推移を見てだいたいはカバーできる気がします。良い数字の織り込み度合いが小さいようであれば、発表後に期待と実際の差が生まれる事にギャンブルした感じです。
投資手法というのは市場環境の変化に応じてワークする、しないが変わってくると思っています。再現性の高さでいうと、この手法が次の決算発表期でも利益出せるかわからないですが、抽出ルールと選定ポイントは色々改善していきたいところです。