成長株投資のTロウプライスまとめ
古いEvernoteのエントリーを整理していたら昔Tロウプライスについてまとめていたノートを見つけたので、ブログのネタにしてみました。引用元はマネーマスターズ列伝です。出版が2001年なのでだいぶ古いです。
- 作者: ジョントレイン,John Train,坐古義之,臼杵元春
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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T.Rowe Priceはアメリカの成長株投資家で、氏が設立した独立系資産運用会社T. Rowe Price GroupはTROWのシンボルでNasdaqに上場しています。
方針
- 成長を約束された肥沃な土地を探し出す。そこで発見した成長株を長期に渡って保有すべし。
- 成長企業 = 利益が長期に渡って成長している会社。景気循環のたびに利益水準を更新していく見込みがある会社。(例としてコカコーラ、メルク、ウォルマートなどを挙げている)
成長株の条件
- 優れた商品の研究開発力と市場の開拓力
- 激しい競争にさらされている。
- 政府の規制から比較的自由
- 総人件費は低い。しかし一人当たりの報酬は高水準。
- 売上高利益率が高水準で推移している。一株あたりの利益が伸びており、ROEが10%以上ある。
優良企業を支えている特質
- 優秀な経営者
- 傑出した研究開発
- 特許
- 堅固な財務内容
- 好立地
衰退に向かうサイン
- 悪い経営交代
- 市場が飽和状態
- 特許の期限切れ
- 法規制の強化
- 人件費、原材料費の増加
法規制の強化については、かえって新規参入のバリアとなり、既存のプレーヤーを利するケースもあると思います。人件費や原材料費が増加しても、その分を価格にパスできる、それができる財やサービスを消費者に提供できる企業であることが大切かと思います。オリエンタルランドなんて特にそうだと思います。