Life is Like a Boat

忘備録や経済、投資、プログラミングに関するメモやtipsなど

安川電機メモ

安川電機が、アナリスト向け説明会のQAを公表しています。

https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/QAFY18_2Q_J.pdf

受け答えを読んで、総じてアウトルックはやや強気に感じました。先週発表された決算の数字でも売り込まれる様子はないので、この辺が底値圏ではないかなと思います。 以下QAから気になった点のまとめ。

  • 中国ロボット市場
    • 自動車産業用ロボットでは直接的な競合となる中国メーカーはない。日欧の主要メーカー間の競争で価格下落は発生していない。
    • 自動車の溶接、塗装、ピッキング等の当社が強みを持っている部分での利益率が高い。
    • 中国で顧客の資金繰りの問題で前金が払われず売上が3,4Qにずれ込んでいる。金融緩和の効果で資金繰りが良くなってくるとみている。
    • 製造業における人件費の上昇がロボット化を進める。小型ロボットの価格と現地の直接工員の年収が一致してきた。ロボットを稼働させると周辺装置のコストを含めて2年で投資回収できる。=> 大きな調整は入らないとみている。
  • ACサーボ
    • スマホによる電子決済の世界的な広がり、中華スマホのインドへの輸出拡大、底割れする可能性は見出せない。
    • 半導体向けは5Gに向けたメモリの投資が始まれば11月から年明けにかけて受注回復が期待できる。
    • 受注は19年度2Q頃にはプラスに転じる見込み

ACサーボシステムの理論と設計の実際―基礎からソフトウェアサーボまで (モータエレクトロニクスシリーズ)

ACサーボシステムの理論と設計の実際―基礎からソフトウェアサーボまで (モータエレクトロニクスシリーズ)

  • 作者: 杉本英彦,小山正人,玉井伸三
  • 出版社/メーカー: 総合電子出版社
  • 発売日: 1990/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 36回
  • この商品を含むブログを見る