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2月の景気ウォッチャー調査メモ

2月8日に景気ウォッチャー調査が内閣府から発表されました。

先行きがプラスに転じるというのが個人的には予想外だったのですが、今回の調査内容で気にしていたのはインバウンド消費です。

ご存知の通り、今年から中国EC法が施行されました。事前に予想されていたのは転売目的の個人・小規模バイヤーが規制されることで、百貨店や小売店などでの購入が少なくなるというものでした。

百貨店の現場の声を景気ウォッチャー調査のコメントから拾ってみると、インバウンド消費に関しては影響が出ているようです。

百貨店 企画担当 近畿 2019-02-08
暖冬によるセールの不振の影響は、今月に限定されるため、来月以降は改善に向かう見通しである。ただし、インバウンド売上は今月と同様に代理購買者による売上減少がかなり見込まれるため、今月と同じような売上の不振が続きそうである。

こちらも近畿の百貨店。大幅な前年割れとのコメント。

百貨店 販売推進担当 近畿 2019-02-08
大幅な増加が続いていたインバウンド売上は、中国での電子商取引法の施行などで大幅な前年割れとなっている。国内需要は前年並みで、衣料品の品ぞろえは前年よりも豊富にあるものの、セール時期になっても動きは鈍く、前年比で微減となっている。特選ブランドや高額な時計は引き続き好調に推移しているが、インバウンドを含む店全体の売上は、前年の水準に届かない見込みである。

東京を含む南関東の百貨店からです。化粧品などの購買へ影響が出ているようです。

百貨店 営業担当 南関東 2019-02-08
朝早くから多くの客の開店待ちがあった初商以降、天候の影響もあり来店客数は増加しているが、例年人気の福袋は実用性の高い食品中心で、株価や為替の影響か、宝飾関連の高額福袋や絵画、工芸品などが苦戦している。また、中国電子取引法の規制強化により、代理購入者でも営業許可証の取得が必要となり、化粧品などの購買に影響し、インバウンド効果が鈍化している(東京都)。

化粧品と言えば、先週資生堂が過去最高の決算発表をしました。 https://www.mag2.com/p/money/636259

書き起こしからポイントを抜き出すと

  • 中国電子取引法の影響が大きく出ていることは事実みたい。
  • 1月の1ヶ月間で、プレステージ(資生堂の中国ブランド)の店頭売上は40パーセント以上伸びた。マーケットの伸びよりも、高い。
  • この数字を見る限りにおいては、減速感はない

これらを総合して今後2-3ヶ月の方針を考えると、インバウンド消費で売上をあげていた百貨店のような小売セクター は見送り、中国での販売網(天猫などに出品している)を有する化粧品セクターは押し目買いの機会を伺うという感じかなと思います。