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勝ち馬に乗る

よく勝ち馬に乗るというアナロジーでモメンタム投資が語られます。モメンタム戦略では中期(3-12ヶ月)の株価パフォーマンスに基づいてポートフォリオを構築します。

今回は定義を変えて昨年の騰落率がプラスでかつ今年の騰落率がそれを上回っている「勝ち馬であり続ける勝ち馬」をみてみました。

まず2018年をプラスで引けた銘柄は525銘柄しかありません。全上場企業がだいたい3700社として、14%程度です。

そのうち、年初来で18年の騰落率をも上回っている企業は182社あります。

そのうちのトップ10は下記のテーブルの通りです。

コード セクター 社名 2018年騰落率 年初来騰落率
7748 製造用機械・電気機械 ホロン 127.24 134.43
3849 システム・ソフトウエア 日本テクノ・ラボ 102.93 186.4
3983 広告 オロ 89.99 128.2
7564 衣料品・服飾品小売 ワークマン 86.48 152.11
6067 企業向け専門サービス メディアフラッグ 81.23 108.46
9698 システム・ソフトウエア クレオ 60.51 76.57
6544 建設資材・設備 JESHD 52.56 69.55
4734 システム・ソフトウエア ビーイング 50.98 56.74
2492 システム・ソフトウエア インフォマート 48.23 88.05
3038 食品卸 神戸物産 47.67 101.48

1位のホロンはで半導体電子ビーム測定・検査装置専業の研究開発型企業(四季報より)だそうです。調べるまで聞いた事ない会社でした。

上記182社からさらにセクター別に銘柄数をカウントしてみると、システム・ソフトウェア、バイオ・医薬品、飲食店という順になりました。よく日経新聞に載っている産業天気図で好調さが伺えるセクターから高いパフォーマンスを出す企業が出ている事がわかります。だいたいこのセクターはアメリカ株でもパフォーマンスがよく、先月のNBRでも出演者のFMが似た様な話をしていました。

セクター 銘柄数 年初からの騰落率
システム・ソフトウエア 37 67.4
バイオ・医薬品関連 10 46.7
飲食店 10 15.8
コンテンツ制作・配信 9 67.2
企業向け専門サービス 8 113.9
製造用機械・電気機械 7 65.3
不動産・住宅 7 48.9
建設・土木 7 21.2
陸運 7 17.4
広告 6 67.8